前身チームが廃部となるまでの裏話を当時を思い出しながら書いて行きます。
温故知新(廃部編①) ~F・ビクトリー誕生秘話~

こんにちは、ビクトリースタッフの南です。

早速ですがF・ビクトリー誕生秘話の第1弾を書かせて頂きます。

 

F・ビクトリーの前進となるチームは「大井川町立大井川中学校ソフトボール部」(現在は焼津市立)になります。
私的にはですが、本来中学校でのスポーツ活動は部活動によるものと思っていますし、今でもそう思うところはあります。それは部活動はスポーツ技術の向上も期待したいところですが、それ以上に生活指導による人間形成に期待したいと思っているからです。
(まぁそんな事思って活動されているソフト部があるのかはわかりませんが・・・)


しかしながら学校運営体制の中では、生徒数の減少⇒教員数の削減⇒部活数の削減ということがあるようで、まさに大井川中学校においてもその制度に飲み込まれた訳です。
さらに機を同じくして市町村合併が行政トレンドとなっており、大井川町も焼津市との合併が決まってしまいました。そう、決まってしまったのです。

 

最初の学校側理由による部活動削減の適用になったのはソフトボール部だけではなく、空手部、柔道部など、要するに指導に専門性が必要となるものが選ばれたような気がします。
そして二つ目の市町村合併による廃部への影響というのは、吸収先の焼津市内の学校にはどこもソフトボール部がないという事です。
ちなみにもし合併先が藤枝市だったら、藤枝市内中学校には陸上部がありませんから、陸上部が廃部対象になったのかもしれませんね。

 

実は2012年の廃部の3年前にも廃部の話があり、その時には在籍父母会が教育長に存続を働きかけてうまく廃部を回避できたそうです。
その理由は政治的で「合併するから廃部ってどういうこと?」「そんな事で子供達の活動の場を奪うのか?」という声を上げた為、時の合併推進をしていた方々(議員さん?)がコリャまずい的な感じで「とりあえず廃部見送りとした」と聞きました。何だかなあ・・ですね。
しかしながら「とりあえずの見送り」は生きていて、その見送りから3年後に学校側から ”予定通り廃部とします” とのお話が私たち父母会にありました。


そう、予定通りだったのでした。

 

学校側と話し合いを持ちましたが、当時の校長+教頭からは「既に7年前から”廃部は決まっている”ので、我々には経緯はわかりませんが ”廃部にするように” 引き継ぎをされており、その実行に移すのが今回です」との事でした。
その後、父母会でもどうしようかと役員を中心に何度かの会合を持ち、学校側には存続を訴えましたが結果は同じでした。
つまり学校側としての「予定通り」を覆す事は出来ませんでした。

 

2012年の大井川中ソフト部の活動はそんな話がある中での活動となりました。


(つづく・・・)